年末の最後の最後まで働くオブザイヤー審議委員会委員長のだいきちです。こんにちは。
今年も12月4日〜12月18日にかけて、インスタグラム上で繰り広げられたパグ界年末の風物詩『三大オブザイヤー決定戦』。今年は三部門トータルで1300を超えるエントリーとなり、例年以上に盛り上がりを見せました。
奇しくもエントリー最終日となった12月18日はお笑い界ではM1グランプリが、サッカー界ではW杯決勝があった日たったけれど、負けじとパグ界では駆け込みエントリーの嵐となり、「やっててよかったオブザイヤー」と審議委員会一同感謝感激雨嵐しております。
歴史を振り返るとこのオブザイヤー、開催の経緯は2012年ごろに遡ります。だいきち実行委員長がこの世に生を受ける数年前、場所はファミリーマートのパンコーナー。当時販売していたくるみパンの袋に見た「くるみパンオブザイヤー2012金賞受賞」のマークは、オブザイヤーといえば「日本カーオブザイヤー」などのビッグタイトルに用いられるものだとばかり思っていた固定観念を打ち破ってくれました。
そこから8年後の2020年、「日本パグオブザイヤー」などといったエラそうなものではなく、もっともっと特定のジャンルにフォーカスして、その分熱量の高い戦いをと、「ウンチングスタイルオブザイヤー」、「アゴのせオブザイヤー」が始まりました。
のちに「横顔たまらんオブザイヤー」が加わり、「たまらん!」や「Have a nice BEN!」という掛け声や審議委員会のコメント芸も相まって、パグ界の年末の楽しみのひとつになってきたかなと思っています。
そんなこんなで、2022年のグランプリの発表です。今年はグランプリのみここで表彰しつつ、他のすばらしい作品は3月に発売予定のパグ雑誌『Number89 』第二号にて掲載予定となります。
そちらもぜひお楽しみに。
それではまずは横顔たまらんオブザイヤー2022から!
横顔たまらんオブザイヤー2022
最多600を超えるエントリーのあったこの部門。みんなでたまらんたまらん称えあって、世界一仲良くなる戦いとして多いに盛り上がりました。
そんな激戦を制したのは、ハクくん!おめでとうございます!
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審議委員会コメント
- こりゃたまらん!写真を見た瞬間私もそう吹き出してしまいました。のぼせたような、週末の自分を見てるようなやりきったという表情…!
たまらないですね。この1枚でいくつもストーリーや歴史が頭に浮かんでしまいます。まるで四川の麻婆豆腐を食べたときに浮かぶ中国四千年の歴史のようです。天晴! - 2022年10月、日本中が悲しみに包まれたアントニオ猪木の訃報。そんな年の横顔たまらんオブザイヤー、このしゃくれたアゴの横顔を選ばずにはいられませんでした。
- ドラマやマンガで雨に濡れた子猫に心動かされるシーンをよく見かけるが、実際の暮らしにおいては、なかなかそんなシーンに出会ったことはないというヒトが大半だろう。しかしながら、今年のオブザイヤーでは水に濡れたパグに心動かされたヒトが続出したことでしょう。トサカスタイルとクッキングパパよろしくしっかりとした受け口で、文句なしのグランプリです。
- 尾崎豊はかつて「時々僕は無理に君をパグの形にはめてしまいそうになるけれど」と歌いました。今回お風呂場でのパグちゃんでのエントリーは唯一でした。知らず知らずとらわれてしまうステレオタイプにはまらず、独自の感性でたまらん横顔にフォーカスしてくれた飼い主さんとそれに応えたハクくんに大拍手
アゴのせオブザイヤー2022
こちらも500を超えるエントリーとなったアゴのせオブザイヤー。ところかまわずアゴをのせる様は、一部マニアの間ではパグがもっともパグらしい瞬間とも言われています。
そんなアゴのせサクサクなこの部門を制したのは、ししまるちゃん!おめでとうございます!
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審議委員会コメント
- 本来あごを乗せるという行為は楽をするためだと思われますが、このパグちゃんはなぜこんなにも辛そうな格好なのに気持ちよさそうな顔をしてるのでしょうか…。きっとこれは令和のプリンセス・テンコーですね、きっと見えない力であごが支えられてるのでしょう。
花椒のようにぴりりとした不思議な魅力がつまった1枚に、最高の一言です。 - 「ギリギリでいつも乗せていたいから」なKAT-TUNの曲が聴こえてきました。1人減り2人減り気がついたら3人グループになった穴を埋めるのはもしかしたらししまるかもしれない
- 故アントニオ猪木が、対戦相手にスリーパーホールドやネックロックをかけられた際に抜け出しにくく弱点になるためアゴの整形を考えたという有名な話があります。しかしながら人気商売であるプロレスラーとしてはそれ以上に特長であり利点であると説得したといいます。アゴのせオブザイヤーグランプリとして、今後もアゴを活かした活躍に期待します。
- W杯で物議を醸した三笘の1cmの如く、ギリギリラインに残した下アゴに日本中が感動しました。一瞬でも諦めの気持ちがよぎったならきっとこの結果にはならなかったことだろう。
ウンチングスタイルオブザイヤー2022
三部門で最も歴史の深いウンチングスタイル部門。先の2つの部門が首位打者と打点王なら、ウンチングスタイルはホームラン王。
ナイスなベンで花形のこの部門を制したのは、J.Bくん!おめでとうございます!
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審議委員会コメント
- 注目すべきはその表情+華やかな衣装を着こなすスタイルの良さです。脚の筋肉が全身を支えている隆々さに思わず唾を飲み込んでしまいました。
出来たての麻婆豆腐を白米にかけたときのような、素材の素朴さと味の大胆さを思い出すそんな素敵な1枚です。 - 高いパフォーマンスを出すために重要な3つのCという考え方がある。Concentracion(集中力)、Confidence(自身)、Cleverness(賢さ)のことだ。その全てを兼ね備えたような表情、佇まいを捉えたこの一枚が今年のナンバーワンで文句なし
- 下半身でためたパワーをロスることなくいかにお尻に伝えるか。言うは易し、行うは難しで、このフォームに辿り着くまでに何千回もうんちを重ねてきたその努力にあっぱれを送りたい
- ややもすると下品ととらえられがちなウンチングスタイルをなんとまオシャレに昇華させてくれたJ.Bに審議委員会一同感謝
というわけで、三部門グランプリのみなさまに改めて拍手です。副賞としてパグ&ピースからお三方には何かお送りいたします。
また、参加してくれたすべてのパグさま方にも感謝です。なかなか世知辛い世の中ですが、こんなくだらないことでいつまでも楽しんでいけたらすばらしいですね。3月の雑誌に加え、来年は首肉もふもふオブザイヤーも検討してますのでそちらもぜひお楽しみに!
それではみなさま、良いお年をー!